sky candies
「ブランケット持ってきて正解だったなぁ」

彼は大きな独り言を言いながら望遠鏡を準備していた。

全部聞こえてるよって声かけたいくらい本当に大きな独り言で、思わず笑ってしまいそうだった。

そんなことに気付かずに楽しそうに歌を口ずさんだり、大きな独り言を言ってたりしながら星を見る準備をてきぱきとしてくれた。

「さて、そろそろ流れてくるはずだね。怜ちゃんもこっちおいでよ!」

まるで小さな子供のようにはしゃぐ不破間君がとても可愛く見えた。

本当に星、好きなんだな。

彼に招かれてレジャーシートの上に座った。

「綺麗…」
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