sky candies

Side 結友

どうやら気に入ってくれたみたいだ。

あの時勇気を出して誘って本当に良かった。

女の子は星なんかよりも雑貨屋さんとか、おしゃれなカフェとかに連れて行ってほしいんだろうなぁとばかりだと思っていた。

でも怜ちゃんは星で喜んでくれてるみたいだ。

「天の川ちょうど頭の上にあるんだね!」

あまり電気の影響を受けずに星を見られるこの場所ではいつもより星が明るく見えるのかもしれない。

大きなレジャーシートの上に寝転がる。

「怜ちゃんも寝転がっちゃえばいいのに。首痛くなっちゃうよ?」

星を見るだけじゃなくて、草のにおいとか、シート越しの草の感触とかで自然も感じられる。

外で星を見るならここでこうして見るのが一番だ。

「街の中より星いっぱいあってすごく綺麗だよね。僕はここ、お気に入りなんだ。何かあったら絶対こうやって空眺めてリフレッシュするんだ、おすすめだよ。」

怜ちゃんの方をちらっと見た。

瞳に星が映っていて、僕がいつもこうやって見たり、望遠鏡を覗いて見る星よりも綺麗だった。

「…恥ずかしいよ?」

頬を紅く染めてはにかんだ彼女がこちらを見てそう言った。

—そんな君の表情に僕はどんどん惹かれてくんだ…
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