終始恋~忘れられない恋の始まり~
「おはよ、茜」

「おはよう、美玲」
この子は茜
あたしの後ろの席の子で、4日の日に友達になった子
テニス部に入ってて岸和田中出身の子

「ねえ、茜ってさ、同じ中学出身の子クラスにいる?」

岸和田中だから、梨野駅からは6駅離れているから少ないだろうな
でも近くにあるのはうちと森ノ宮と桜波くらいか

「あーいるよ。アイツ」

「アイツ?」
そう言った茜が指差したのはあの男だった

「あの人..........」

「美玲?知ってるの?田村を?」

「ううん......知らない」

あの男の子、茜と同じ岸和田中出身だったんだ
田村くんって言うんだ........

「まあそうだよね〜アイツ、あたしと同じテニス部で田村剛毅っていうんだ、おもしろいから仲良くしてやってね」

「うん、分かった!」

そして担任紹介があり、それで1列になる

「何番?」

「23番、22番?」

「うん」
そう言いながら並ぶ
前の席の子全然話してないな
茜と愛菜とばかり話していたからな〜
そう思いつつ進む
彼の隣は歩けないであろう
でも、もう一人の男の子の隣を歩いた
背が高くて、顔が整っていて、でもニキビがある
確か、4日の日にスポバに隣の原野中って書いてあった気がする
あの中学校はバスケ部がかっこいいことが有名だからそこのバスケ部の子なんだろうな〜と思う

「あの、梨野中出身の子ですか?」
あの男の子が聞く

「はい、そうですけど」

「間違ってたらごめんなさい、バレー部のリベロの子ですか?」
へっ!?
なんでこの人!?
知ってるの!?

「そうですけど・・・・・どうして?」

「いや、浩太の友達。で、バスケ部だから、写真見たことあってさ色々聞いたてた。大原美玲さん?」

「はい、あなたは?」

「和田賢治。原野中のバスケ部のエース、よろしくな」

「うん、よろしくね」

和田くんと話していると、音楽がなって入場をした

入学式は長い
とても長い
来賓が中学の時より少ないことにビックリ
野球が森川、森川、森川高校と校歌を大きい声で歌っていたのが印象的だった
そして終わり、教室に戻る
すると色々書類とかの説明をされたりした
おい、自己紹介させろよって思ったけど
それから新しいクラスメイトの女子だけで写真を撮ったりする
それでLINEを交換したりする

「大原ー!」
そう呼んだのは

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