終始恋~忘れられない恋の始まり~

「いってきまーす!」
あたしはお母さんにそう告げる
お母さんは中学教師をしていて、今日はそのために休みをとっているのだ
国語を教えている
お父さんは高校教師で野球部の顧問で体育を教えている
お父さんの勤務先は運悪く森ノ宮の体育科
この春からで1年の担任になるなんてどんだけ運が悪いのよ・・・・・

「いてらっしゃーい!!」
あたしは家を出る

そして幼なじみの凛を迎えに行くんだ
幼なじみの浩太は森ノ宮の普通科に受かっちゃったから一緒には行けない
つらいな・・・・・・

ピンポーン

「はーい!ちょっと待ってねー!凛!美玲来たわよ〜」

「はーい!ちょっと 待ってて〜!!」

ガチャ

「おはよ〜」

「おはよ〜凛!」

「二人とも高校生ね〜写真撮るから並んで」
凛のお母さんがそう言うからあたし達は写真を撮った
そして、高校に向かった

そーいえば、4日の制服受け渡しの時に怒られていた男の子いたな〜
結構おもしろそうで、かっこいい男の子だったけど、なんていう名前だったかな?

「美玲?」

「あっううん、なんでもないよ」

「1組ってかっこいい子いた?」
あっ、あの男の子ともう一人の男の子

「うん、いたよー、凛は?」

「いたけどさ、ビックリしたのが誠と洸哉が結構かっこいい方だったこと」

「そうなんか〜あの2人かっこいいと思うし」

「そうかな〜?」
そんな会話をしながら学校に向かう

凛は2組、あたしは1組で何故か1組だけが2階だから、凛は1階だから、ここでバイバイしないといけない

「じゃバイバーイ美玲!」


「バイバーイ凛!」
凛は可愛いな〜
凄いモテるもん
性格もよくて頭もよくて愛想もいいもん
自慢の親友だ

あたしは階段を登る
この瞬間つらいなー

そして、教室のドアをがらりと開けると、規則正しくみんな座っている
来るの遅かったなと思う
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