終始恋~忘れられない恋の始まり~
朝起きると、恐ろしく999➕とついていた
まさに恐ろしい
6時なのに
もっと寝たいのに
田村くんから来てないかなと少し期待する私
でも来ていなかった
そりゃあそうだよね
何をまた期待してるんだ、私は

急いで返信をする
勇人とは普通にLINEして寝たから
向こうも疲れてたみたいだしさ
勇人からもないということにイチイチ凹む

茜が言っていたけど、田村くんには彼女がいるらしい
森ノ宮高校に通ってて、結構可愛い子なんだと
だから絶対に来ない

いつものように凛と登校する
凛は初日から男子に大人気だったら、あった森川生に挨拶される
男にだけど
あたしもついでみたいな感じで
所詮あたしは凛の引き立て役かもしれない
それにしても、あたしだって、中学の間に10回くらいは告白されたりして、2回だけだけど付き合ったから引き立て役という言葉はあてはまらないと自分でも少しだけ思ってしまう

教室に入ると、みんな真面目に新入生テストの勉強をしてたりする

「おはよー美玲」

「おはよー!茜、愛菜!」

「ねえ、茜さそーいえば田村くんは?」
愛菜が聞く
まあ気にはなるでしょう

「アイツさ、乗るの遅いんだわ。中学の頃とかも学校来るのギリギリだったから、まあいつものことよ」
とメガネを掛けた茜が言う
この子コンタクトにしたら絶対モテそう
いや、モテるね

「へぇ〜そうなんだ〜まあ田村くんならやりそうだよね」

「うん、まーね、結構やってた」

「ねぇ田村くんってさ、テニス部なんだよね?」

「あーうん、そーだけど」

「あんなかっこいい顔してたら野球部とかサッカー部想像しちゃうわ」
愛菜、正直な感想だね
ありがとう

「あーでもさアイツ小学校の頃サッカーやってたよ、でもテニス習っててテニスとったよって感じでサッカーやめた」

「あーやっぱり!?そーだ!!」
愛菜はかっこいい男子=野球部orサッカー部orバスケ部という公式がなりたっているみたい
あーあ真央の彼氏、ジャニーズのグループのKに似ているのになといってあげたいよ
あっでも野球やってたらしいから同んなじか、それも

「アンタのイケメン路線はそれでできているのね?」

「Yes!!!」
はぁ〜やっぱそうだったよ〜

「ねぇ、美玲は好きな人とか気になる人いるー?美玲可愛いからすぐ彼氏くらいできると思うけど」

「またまた、そんなことやめてよ〜可愛くないし、胸そんなにでかくないしさ!ないない!!」

「そーかな?好きな人は?」
話してもいいよね?
この2人には

「忘れられない人ならいるよ」

「え?じゃあ要するにほかの高校の人と捉えていいのね?」

「うん」

「森ノ宮の子とか?」

「えっ・・・・・・・・あっうん。」

「うそー!?絶対体育科だ〜!!」
もう普通科と情報科はないと決めつける愛菜
まあ君の脳内細胞はそうだろうね

「まーそうなんだけどね」

「やっぱり!?さすが美玲!!」
と言いあたしに抱きつく

「はぁあ〜新入生テストホント嫌!!美玲はいいよね〜学年トップ!!」
そう、あたしは学年トップなんだ
だから昨日だって、新入生の宣誓なんてもう心臓バクバク

「それ、プレッシャーだからやめて」

「あーごめん、ごめん」
とあたし達は勉強する
まあクイズ形式みたいな感じで

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