一緒に、帰ろうよ。
「ああ、最近この辺物騒らしいからな。
一応今まで通りだよ」
言うと、俺はテレビを付けた。
「やっぱあんたはあたしの子ぉやな!
心配性で照れ屋なんはあたし譲りや!」
母さんはそう言うと、2人分のリゾットを机に置いた。
「…ほっとけ」
小さく言うと、俺は席についた。
母さんは、俺がミコに気があることを知っている。
…なんでかは知らないけど。
前に聞くと、「そら、あたしの子ぉやから、考えてることぐらいわかるわ!」と言われた。
「んじゃあ食べよか!」
「ん、いただきます」