劣等審判
「名前だけでも教えて?」

「……気が変わった。いいよ」

フシギト話してもいいかな、と思えてきた。

「ただし、皆に謝ってからね」

私は静かに指をならした。

「皆…?」

彼の前に現れたのはあのゲームに参加した全員。

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