。。記憶のカケラ。。


バスに乗って海まで行く。

海まで行くには終着まで乗らなければいけない。

バスには毎日のように乗っていたが、終着まで乗るのは初めてだ。


バスの中でも椎名は元気がなさそうだ。


俺と目を合わせる度に無理に笑っている気がする。



そんな彼女を俺は必死に笑わそうと、元気づけようとしていた。



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