零-zero-
第一章

愛する人


盛夏の中、俺は今流行りの夏風邪というものにかかった。


せっかくの夏休みなのにベッドで1日寝ているだけなんてつまらなすぎる。


「ゲホッ…ゲホゲホ…」


しかも、ひどい咳だ。


これから、夏祭りだの海だのたくさんの予定があったはずだが…

全てパアになってしまったわけだ。


「最悪。」


そう呟いて再び眠りに入る


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