零-zero-

ポンポンと背中を叩かれ大分楽になった。


「あの、浅羽さんからの伝言なんだけど…。」


「お、おう」




ドキン…



「それはね…」


「…」



「ごめん。」


「へ?」




「忘れちゃった☆」


ん?忘れた…?

一瞬何を言っているのかわからなかった


単に風邪のせいかもしれないが


「悪い。もう一回教えて。よく聞こえなかった。」


「えっと、だからごめん。忘れた」
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