【完】私なりの愛のカタチ。




「あ、ありがとう…」



私は急に恥ずかしくなって
黒板の方を向き直した。



「今日はここまで~
みんな月曜までに課題やってきてね~」



英語担当の女性教師が、
そう言うと授業が終わった合図。


それで、私は我に返った。


今まできっと、
このクラスに私の魂は居なかった。



つまり、………寝ていた…




はぁ…また寝ちゃった…
英語は絶対寝ちゃう………!



「お昼いこー!!愛!!」


「うん…!」


「陽斗も行こうよ!いいよね?愛!!」


私はヨウくんをみて
コクンと頷いた。





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