【完】私なりの愛のカタチ。
圭ちゃんが笑える日は
そう遠くないんじゃないかな。
早く、
早く………
圭ちゃんの笑顔が…
私に向けられたたったひとつの
笑顔が見たい。
お姉ちゃんでもなく、
友達でもない、
私への…笑顔を……
「愛っ……頑張った!」
まつりはそう言って私を抱きしめた。
ヨウくんも私とまつりを一緒に
抱きしめてくれた。
「泣いていいから。
永瀬が泣いてるなら
オレたちが笑ってやる!」
そう耳元で言ってくれた言葉に
私はまた涙が溢れだした。