【完】私なりの愛のカタチ。




私は何故かフラっと家を出て、
散歩に出かけた。



「…空は…いいよね。」


「ほんとだよね」



え!?


私のつぶやいたことに、
返答が来てびっくりして勢い良く振り返った。
そこに居たのはヨウくんだった。


「…うぉ!そんなびっくりすんなよ~」


「ヨウくん……びっくりした…
ひとりごとだったのに…返事が来たから…」



私は髪の毛を耳にかけながら
そう言った。



「あはは。ごめんごめん…
で、なんか嫌なことでもあったのか?
元気ねぇな~」



ヨウくん………



私は安心したのか、
涙が止まらなかった。





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