【完】私なりの愛のカタチ。
「お、おい大丈夫…か?
ちょっと座るか?」
ヨウくんはそう言って
私を近くにあったベンチへと誘導してくれた。
「……っご、ごめん……ヨウくん……」
「……気にすんな。
泣きたいだけ泣けばいいよ。」
ヨウくんはそう言って優しく
私の肩を抱き寄せた。
ドクドクと、
ヨウくんの心臓音が聞こえて、
少しだけ安心した気がした。
「……ほんとにありがとう」
「いいよ。落ち着いたら聞くよ。話。
オレ、お前の元気の素だからな」
ずっと優しく声をかけ続けてくれた。