【完】私なりの愛のカタチ。




「あ、当たり前でしょ?
け、圭吾が殴られてるの見たんだから……!
なんで、ずっと殴られてたの…?
やり返さなかったの?」



私は地面に横たわる圭ちゃんの
頭を持ち上げてそう聞いた。



「華が言ったんだろ…?」



………何を?


………知らない…



お姉ちゃんと圭ちゃんが
どんな話してたかなんて
知らない………



私、ほんとに何も知らない……



「…そ、そうだっけ…?」



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