妖とわたしの時間
「う、うん・・・どうしたの?絵実莉。」

「わたしもいく!!」

絵実莉は、わたしに顔を近づけてくる。

「え?」

「だから、わたしも行くって言ってるの!!」

絵実莉は、その場で足で2回ほど床を強く踏む。

「絵実莉は、なっちゃんのこと好きだもんね~。」

わたしは、腕を組んでうなづきながらつぶやく。

「よーし!!そうとなれば、浴衣の準備しなきゃ!」

絵実莉は、胸の前で拳を握ってはりきりだす。

「ねぇ、お姉ちゃん。浴衣の気付けとか髪の毛とかセットしてくれる?」
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