妖とわたしの時間
「え?あ、うん。いいよ。」

わたしは、腰に手をあてる。

「って、いうか。絵実莉。彼氏とかとお祭りに行こうかなとか思わないの?」

「わたしに彼氏なんかいるわけないじゃん。」

「でも、なっちゃんとお祭りに行くんだよ?そんなに張り切る?」

「わたしは、女の子が好きなの!」

「は?」

わたしは、絵実莉の言葉にぼうぜんとなる。

「え?何?今、変なこと聞いたような・・・。」

わたしは、頭を押さえる。

「だーかーらー、わたしは女の子が好きなの!」
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