Misaki-Forever

「翔、お前たち何してた?」

「飯食ってた」

「ちょっと来いよ」

一斗は翔の腕を掴んだ。

「行かねぇし」

翔は一斗の腕を振りほどいた。


「は?テメェーふざけてんの?」

一斗の表情は怒りに満ちていた。


「何が?心配なら何で約束破るんだよ
美咲ちゃん泣きそうだったんだぞ」

翔も負けず劣らずの表情で一斗を見た。


「俺は担任に呼び出されてた」

「一言もなく行くのかよ」

「お前に関係ない」

翔はフッと笑って


「やっぱり俺が…」

「お前それ以上言ったら殴る」

一斗は翔の胸ぐらを掴んだ。

「あぁ殴れ」

「お前マジ苛つく」

一斗は掴んだ胸ぐらをおもいっきり離した。



< 204 / 297 >

この作品をシェア

pagetop