初恋はカフェ・ラテ色
恥ずかしくて胸に腕を置くと、有無を言わさない手で開かされる。

まるでシーツに縫い付けられるように押さえつけられ頂を吸われる。

「んぁっ……や……」

舌で頂を吸われて体中にビリビリと甘い感覚が走り抜けた。

身体が弓なりになると、更に唇と舌を使って私をおかしくさせる。

「心春、可愛いよ」

洋輔さんは余すところなく私の身体に甘い愛撫を施していく。

愛している人に抱かれている。8年以上片思いをしていた人の腕の中。

「ああっ……よ……うすけさん……好き……はあっ……」

破瓜の痛みはしだいに甘い疼きの痛みに変わり、少しずつ快楽を得られてくる。

「くっ……うっ……」

なによりもこんな洋輔さんの苦しげな表情なんてみたことがない。

色っぽくて……男の人でもこんな表情をするんだ……。

私を気遣いながら洋輔さんは柔壁に甘い感覚を刻みこむように抽送を繰り返した――。

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