一途な彼は俺様モンスター
お兄ちゃんは、砂糖の入っていないストレートの紅茶を飲んだ。
こんな感じで、私はお兄ちゃんと暮らしている。
両親が遺してくれたこの大きな家に二人きりなんて、とても大き過ぎるけど…
お兄ちゃんの仕事の稼ぎと、両親の遺産、そしてこの家……私たちは不自由のない生活を送れている。
本当に、有り難いことだ。
シャコシャコ…
その夜
今日は珍しく夕飯をたくさん食べることが出来、夕食後はお風呂に入り、今は洗面所で歯を磨いていた。
歯を磨くときは、歯磨き以外特にすることがないので、私は洗面所の横にある窓を開けて、よく夜空を見ることが多い。
「・・・・・」
今日は満月か…
まるで月に手が届きそうなくらい近い…
オレンジ色で、ちょっと怖い雰囲気もある…
私は窓を閉め、うがいをして洗面所の電気を消した。
「お兄ちゃん、私もう寝るね」
リビングで、パソコンを開いて仕事をするお兄ちゃんに、声をかける私。
「ああ…明日は金曜日だけど、祝日だから学校休みで良かったな。明後日と明々後日も休みだから、学校は三連休だろ。お前の体も、少しは休まるんじゃないか?」
「うん…そうだね」
こんな感じで、私はお兄ちゃんと暮らしている。
両親が遺してくれたこの大きな家に二人きりなんて、とても大き過ぎるけど…
お兄ちゃんの仕事の稼ぎと、両親の遺産、そしてこの家……私たちは不自由のない生活を送れている。
本当に、有り難いことだ。
シャコシャコ…
その夜
今日は珍しく夕飯をたくさん食べることが出来、夕食後はお風呂に入り、今は洗面所で歯を磨いていた。
歯を磨くときは、歯磨き以外特にすることがないので、私は洗面所の横にある窓を開けて、よく夜空を見ることが多い。
「・・・・・」
今日は満月か…
まるで月に手が届きそうなくらい近い…
オレンジ色で、ちょっと怖い雰囲気もある…
私は窓を閉め、うがいをして洗面所の電気を消した。
「お兄ちゃん、私もう寝るね」
リビングで、パソコンを開いて仕事をするお兄ちゃんに、声をかける私。
「ああ…明日は金曜日だけど、祝日だから学校休みで良かったな。明後日と明々後日も休みだから、学校は三連休だろ。お前の体も、少しは休まるんじゃないか?」
「うん…そうだね」