大っ嫌いなアイツに恋をした。
「おっ、じゃあ陸に登下校護衛してもらえよ」
登下校護衛って…そんな大袈裟な
「陸、これは冗談で……」
お兄を制して陸に笑いかけると
陸は案外真剣な顔をしてあたしの手をとった。
「当たり前っす。ぜひ護衛させてください!」
真に受けてる!?
そんなこんなで、登下校を陸が護衛してくれることに。
次の日、陸は時間きっちりに家の前で待っていた。
「美優センパイおはよう」
陸は人懐っこい子犬のように寄って来てにっこりと笑う。
その笑みに少しだけキュン、とする。
「お、おはよ…」
何となく目を合わせられなくて俯く。
それはきっとこの前の発言のせいだ。