大っ嫌いなアイツに恋をした。



「おっ、じゃあ陸に登下校護衛してもらえよ」



登下校護衛って…そんな大袈裟な



「陸、これは冗談で……」



お兄を制して陸に笑いかけると
陸は案外真剣な顔をしてあたしの手をとった。



「当たり前っす。ぜひ護衛させてください!」


真に受けてる!?



そんなこんなで、登下校を陸が護衛してくれることに。



次の日、陸は時間きっちりに家の前で待っていた。



「美優センパイおはよう」


陸は人懐っこい子犬のように寄って来てにっこりと笑う。


その笑みに少しだけキュン、とする。



「お、おはよ…」



何となく目を合わせられなくて俯く。


それはきっとこの前の発言のせいだ。




< 186 / 415 >

この作品をシェア

pagetop