大っ嫌いなアイツに恋をした。
「……なっ」
何が、病人よっ!
元々はあんたのせいでしょ!
思いっきり睨んで見せても、橘は動じなかった。
「じゃあ、笹原さんをよろしくね!」
そして、そのままあたしは橘に連れられて保健室を出た。
「ほら、行くぞ」
橘は保健室を出た瞬間、あたしの腰に腕をまわしてきた。
「ちょっ!何が行くぞよ!離して!」
橘の腕から離れようとするも、力が強くて離れられない。
「……離すかよ。」
橘はより一層、あたしを強く引き寄せた。
その瞬間、また心臓がドキッと跳ねる。
もう、橘は何考えてんの……
橘だって用事ぐらいあるでしょ?
あたしなんか放っておけばいいのに。
「もう、大丈夫だからさ…橘は…」