俺様ヤンキー君と秘密の関係


突き放される覚悟だったから、ライ君の行動が意外過ぎてビックリした。



「琉羽も座れば?」



「え?」



ドキッ



る、琉羽……!?


い、一条君が……琉羽って。



呼び捨てした。



急に恥ずかしくなって、目を泳がせながら空いていた席に着いた。



わからないけど、嫌じゃなかった。



名前を呼ばれただけなのに、ものすごくドキッっとしちゃった。



なんだか不思議。


変なの。



一条君に呼ばれると、ものすごく特別に思えて仕方ない。


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