32㎝の恋


「さきさん、お菓子すきー?」
ふぇ?うん、好きだけど...
「じゃあさ、お菓子食べない?持ってるんだよねー!」
そういって関原くんは鞄の中からお菓子を出した。
おもろい光景やな。野球のユニフォーム姿の男子が鞄からお菓子を出すとは...w

出てきたお菓子は何故かどれもかわいく包装してある手作りのお菓子だ。
そのなかに私の大好きなマカロンがあって嬉しくなった。
「どれ食べる~?」
そう聞かれたとき、迷わずマカロンと答えた。
やった!こんな美味しそうなマカロンが食べれるなんて!
「どう?美味しい?」
「うん!めっちゃ美味しいよー!」
そう言いながらマカロンを頬張っているうちを優しい笑顔で関原くんは眺めていた。
「それね、うちの弟が作ったんだよー」
「!?」
思わずむせた。
大丈夫~?と関原くんが聞いてくれた。
はい。大丈夫ですと言いたいとこなんだけど、地味にだいじょばないわ...w
「お、弟君が?お姉さんとか妹さんじゃなくて?」
「そー。弟君がね。」
すごいなー。マジですごいわ!!
うちそんなことできないからなーw
結構な度合いでアーティスティックになるしな~...。
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