JOKER
送ってって、言ったのに、、、


だけど、、、


そんな銀司に反抗する体力はもう、あたしには残っていなかった。


「悪い。ちょっと、見てやってくれ」

「何これ?!」


遠くから、女の人と銀司の声が聞こえてくる。


痛みで、段々頭が朦朧としてくる。


「羽衣、安心しろ。ヤブじゃねぇ」


別に、そんな心配はしていない。


「ちょっと、誰がヤブよ!!」


銀司の言葉に、女の人が噛み付く。


「はいはい。とりあえず、羽衣のことを早く楽にしてやってくれ」


銀司は煩わしそうに、答えた。


「言われなくてもやるわよ。こんな怪我してる子のことを、放って置けるわけないでしょ」


女の人はそう言い、ガサガサと何かをし出した。


それが、あたしの記憶最後で、、、


気付いたら、あたしは夢の世界へと落ちて行っていた。

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