紫季と惺
「私は、神様じゃないよ。まぁ、いいけど。どう懲らしめる?」


「それは、私に良い考えがあるのよー。」




 さっきまでの申しわけなさそうな顔は、どこへやら。一瞬にして、森山の顔は、笑顔になってる。




「引き受けて頂いて、ありがとう。でね、その森山って呼び方、どうにかならない?同級生だし。友達だし。」




「ならない。これは、昔からの呼び方だもの。悪いけど。」



「そっか。友達だよね?私達。」


「何?友達だよ。」




「そうよねっ。紫季ちゃん、大好き。」


「苦しいよ。森山。」




 森山は、私に抱きついてきた。




「ごめん。紫季ちゃん。」








 

 その後、森山は、私に『あいつ』を懲らしめるやり方を、説明した。 
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