幸せにしてあげたい

隣の席






美穂のことを忘れた日なんて一度もなく、俺は三年生に進級した。



学校では、普通にしていられるように心がけた。



でも、女子とは話せなくなった。

いや、自分から話さないようにしていた。



女子と話すと、美穂のことを思い出してしまう。







でも、今日からはクラス替えがあるから新しい仲間との一年が始まる。



それでも、俺にとっては何も変わらないと思ってた。



しかし、このクラス替えが俺の運命を変えた。




いや、もともとそういう運命だったのかもしれない。





< 213 / 272 >

この作品をシェア

pagetop