恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜

『っ、でも、
亜美はまだよわ...』

安曇がいった。

「知ってる。

私は弱い。
でもね、次期当主としては
いけないでしょ?

強くなる。強く。」


『ありがとう。』

安曇は猫だけど
小さい手で涙をぬぐってくれた。
爪が当たって痛かったけど
許すよ。
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