恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜

『亜美、お主は時期当主になるとは
いっただろう??』


「言ったね」

『実はお主、許嫁がおるんじゃ。』

「そうなんだ...って
え、どういうこと?」


『じゃから、許嫁が!』

許嫁?知らないよそんなこと。
いきなりここにつれてこられて
喋るたこがいて、時期当主とかいわれて
納得できるかって!


『えーと、亜美さん
君の許嫁の天川 璃稀(あまかわ りき)です。

氷の一族です!
氷の一族のくせに 変に明るいとか
よく言われるけど そのへんは気にしないでください!

一応18歳で亜美さんの1つ上です。
10歳まで人間界で暮らしていました。

だから、君の辛さはわかるとおもうし
力になれるとはおもう。

いきなり許嫁として
みなくていいからとりあえず
友達ね!それでいいでしょ??』

そういって笑う璃稀さん。
そんな彼をみていたら
断ることなんてできなくて
気づいたら頷いてしまってた。

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