向こう側
どさっとベッドに落とされて上に覆い被さってくる。

「好きだ。」

ストレートな気持ちに胸を打たれた。

「泣くなよ」

そういいながらあたしの涙をぬぐってくれる。

「…あたしも好きです。」

それをいうのが精一杯。

手を絡めて、あたしの手の甲にキスをする。

「俺が引っ張ってやるよ。どこだって。

だから、ついてこいよ。
一人でごろごろしたりテレビ見るより
二人でごろごろしたりテレビ見た方が楽しいぞ。
…まぁ今さら拒否なんてあり得ないからな。」

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