恋愛奮闘記
「矢野、あんたはこの店になくてはならない存在だよ。もうちょっと自信持って良いと思うけど?」
「え…?」
「だからさ!今回みたいな隠し事はもう絶対なし!お店が上手くいったところで、そこにあんたがいないなら意味ないんだから」
…橘さんは、俗に言うツンデレってやつなんだと思う。最後にはこうやって泣きそうになる程嬉しい言葉をくれるのだ。
私はそんな橘さんを心から尊敬してるし、これからも着いて行きたいと思ってる。
「…はい。もうしません。絶対」
「ん、よし」
そう思える人に出逢えたことに感謝。
私のまわりはあったかい人ばかりだ。
「いらっしゃいませ、おはようございます!」
「矢野さん、今日もよろしくね」
「もちろんです!今日はカットとカラーですね、どんな風にしましょうか」
「いつも綺麗にしてくれるから全部任せるわよー。あ、今度旦那も連れてくるからお願いね!」
「ありがとうございます!」
…ありがとうございます。
私のまわりの全ての人にそう言いたい。