『…好きでした、それからごめんね。』
「そうだね……
2人の幸せな時間を堪能出来ることは請け合うよ。
俺のコックコート姿……
見たくないか?
試作品のケーキもあるよ」
拓斗はそう言って私を誘惑する。
「コックコート姿は見たいし、試作品のケーキも食べたいけど……
『2人の幸せな時間』の方は心配……
私、スタイルに自信ないもの……」
心配で堪らない私を余所に拓斗は終始ご機嫌だ。
「あっ……美紅はメガネ持ってるの?」
「普段はコンタクトだけどメガネも持ってる……」
そう言ったらニヤニヤ嬉しそうに笑う拓斗。
「いつか……シャツとタイトスカートを着てメガネを掛けて俺の部屋に来て」って言うから
「変なこと考えてそうだから、絶対にお断りです……」ビシッと言ってやったら
「うわぁー美紅せんせー 怖~い」とふざけている。