殺し合いの証拠








「ふぅん。



なにか隠してそうだよな、あいつ。」








「………へ?」








まさか、彼がこんな事を言うとは……。









「うん。何となく。」








「何となくって、勝手に決めるの?
私、ずっと一緒に逃げてきたのに……」








「でも、いつ裏切られるか分かんねーよな。」








その言葉を聞いて、私ははっとなった。







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