殺し合いの証拠








「でも、神田くんはどうして私を警戒しないの?

誰が黒幕かは、分かんないでしょ?」







「あぁ、それは……」






そこまで言いかけて、止まった。






「なぁいくらちゃん。
クラスメイトに、黒幕は居ると思う?」








「え…そりゃぁ、いないでほしいけど……」








「じゃあ、居ると思うんだ。」








「うん…。」







私は包み隠さず、ちゃんと伝えた。






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