I deceive it.



使い慣れないパソコンの
キーボードを、ただ無心に叩き、
文字を打ち込んだ。

〈一方的に特定するだなんて、
赦されること?〉


何故だろう。

僕の中に溢れるのは、
言いようもない嫌悪感だ。


こんな卑劣な言葉から
逃げたら駄目だと
僕の何かが叫んでる。


こんな馬鹿げた文字に
負けたくない。


上から蹂躙されるような
こんなやり方、許されてたまるか。




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