【完結】ホイクメン!
「じゃ、私は翔平と一緒に飲み物やお菓子を選んでくる。

優香は荷物持ちに准一を連れてって!」




私は准一にカートを押してもらい、早速野菜を物色し始めた。


真琴と翔平は、ドリンクやお菓子を選びに行ってくれている。




「ったく・・・。

何で俺が荷物持ちで付き合わされてんだ!?」




准一は自分のポジションが不満らしく、カートによし掛かりながら文句を垂れている。


そんな彼の言葉を耳に入れながらも、私は自分のペースで買い物を進めていた。




「やっぱ挽肉は合挽きの方がいいよねぇ?」




「はぁ!?逢引き?」




「馬鹿・・・。

合挽きっていうのは、牛肉と豚肉みたいに別の種類の肉が混じっている事を言うのよ!」




昔から准一はどこか抜けている。


いわゆる“天然ポケ”ってやつなんだけど、本人はそう突っ込まれるのを極端に嫌う。
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