【完結】ホイクメン！

「夏だし豚肉食おうぜ！

ほら、豚肉の白身は夏バテにいいって言うじゃん？」




「あ、出た!!野球部の豆知識！」




ボケたかと思いきや、こんな真面目な事も言ったりするから可笑しい。


だけど会話の引き出しが豊富な准一といると、いつも楽しい話で笑顔にさせられるから好き。




「じゃあ、今日は豚挽肉で作るよ。

その方がコストも掛からないから助かるし。」




私は豚挽肉のパックに手を伸ばし、准一が押しているカートの中にそれを放り込んだ。


そしてカレールウを選ぶため精肉コーナーから移動しようとしたその時・・・。