【完結】ホイクメン!
「あ・・・!!」




思わず目が合ってしまった。




私が進もうとしていた通路から姿を現した1人の男性。


彼は買い物カゴを下げ、やや驚いた様子で私の顔を見つめていた。




「信明・・・!!」




まさかこんなところで鉢合わせるなんて。


このスーパーは彼の家と同じ地域にあるけど、同じ時間に同じ店にいるなんていう偶然はそうしょっちゅうあるものではない。




「優香、何でここにいるの?」




信明は不可解そうに首を傾げている。


そして私の背後に立つ准一の方に視線を向けた。
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