【完結】ホイクメン!
実花先生は私と信明が同じ高校の出身者という事を知っている。


この言い訳を使えば、さすがの彼女もあっさり引いてくれるのだ。




「そっかぁ~、それなら仕方ないね。

じゃ、また今度誘うからっ!!」




残念そうにこの場を去る実花先生。


そんな彼女の後姿を見ながら、私と信明はほっと胸を撫で下ろしていた。




「・・・お疲れ様。」




「あぁ・・・、悪い。

マジで助かった・・・。」




信明はしつこい実花先生の事を邪険にできない。


それは彼がこのクラスの保育士で一番の下っ端であり、元々の性格が優しく誰にでも笑顔を作ってしまう癖があるからだった。
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