【完結】ホイクメン!
藤子先生の一言に救われた私。


きっとあれ以上実花先生と話し続けていれば、きっと切ない過去を思い出して更に苦しい思いをしただろう。




実花先生は信明先輩の事を狙っている。


その気持ちを察しながらも、私は素直に彼女の背中を押す事ができない。




―――好きだった気持ちはあくまで“過去”。




今はもう違う。


信明先輩の卒業と共に、私の片思いは終止符を打ったのだ。




偶然再会する事はできたけど、もう今はあの頃とは違う・・・。




期待なんてしない。


これからは同僚として、当たり障りのない関係を築ければいいと思っている。




そう、それだけでいいんだ・・・。
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