【完結】ホイクメン!
信明が他の女性に注目される度、ズキズキと胸が痛む。


私は高校時代から彼の事を見つめてきた。


だけど、信明の事を深く知らない人たちに彼を奪われる事だけは絶対に避けたかったから・・・。




―――意気地なし・・・。




2人で出掛け、時にはふざけてハグやキスをする仲なのに。


どうしても私は自分の気持ちを彼に打ち明ける事ができなかった。




今まで見つめてきた思い、そして“同僚”としての関係が壊れる事が恐い・・・。




准一が私に思いを伝えてくれた時のように。


どちらか一方がその思いを受け入れられなければ、きっとその関係は悪化してしまう。




信明の気持ちがわからないから、私は彼に気持ちを伝える勇気を出せずにいた。
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