addicted to you

期待

そして土曜日。
ママと一緒に出勤をして
いつものようにテレビを見た。

けど土曜日ともあれば人の出入りは多い。

早くからお客さんが来て
おじ様たちのジョークを
聞きながら時計ばかり気になる。

やっぱ酔って話したことだし
来るってはっきり言ってたわけじゃないしなぁ。


来ないか・・・。


ドアが開く音。
「いらっしゃいませ」

ドキッと一瞬止まった

彼だ

あの妙な間違いをした彼が何人か連れてきた


「いらっしゃい」
自分で張り切っているのが分かった

「何にしますか?」


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