地球を守って!恋するヒーロー
「誰が報告したかなんてどうだっていいじゃない。信じたい人を信じてあげたらいいことよ」



どうだって良くはないんだけど......。
一番重要なとこだよ。


簡単に信じろって言うけど。

信じたい人はいても、信じてもいいのか分からないの。



「何でそんなこと言うの?
私が信じたい人を信じたら、リンレイが得するの?」


「そうね。
たとえばあなたとブレットが恋人になったとして、どちらかが死んだとすれば。

泣き叫ぶあなたかブレットが見れるから、かしら」


「......悪趣味」 



本当に悪趣味だよ。
リンレイにまともな答えを期待した私がバカだった。


ひいている私を見て、リンレイは高笑いしながら去っていく。


なんだったの、いったい。
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