地球を守って!恋するヒーロー
炎が消えたのを見て、リンレイは一瞬でブレットの懐に飛び込み、彼の顔を両手でつかむ。


二人の視線がほんの少しだけ絡み合い、ブレットは舌打ちして、リンレイのお腹に蹴りを入れた。

リンレイはふっとんでいき、着地によろけたけれど、膝をついたのはなぜか攻撃をクリーンヒットさせたはずのブレット。


え?な、んで......?
ブレットは攻撃を受けていないはずなのに。


膝をつき、手をついて、地面に四つんばいになるブレットを見て、リンレイは高らかに笑い声をあげる。

そして一体どれだけ武器を隠し持っているのか、チャイナドレスをめくり、小型の刀のようなものを太ももから取り出し、ブレットに近寄っていく。



「だから言ったでしょう?
絶対にあなたは私に勝てないって」



妖艶な笑みを浮かべ、リンレイは小型の刀をブレットの首元に押し当てる。


そんな、まさか本気で殺すつもりじゃないよね?だって、仲間なんじゃないの?


あの人が何を考えてるか分からないけど、このままじゃブレットが死んじゃう。


私は何もできないの?
私に生きる勇気をくれたブレットが殺されるのを、ここで見ているだけ?


そんなの、嫌だよ......っ!

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