図書館からはじまる



「ジュース入れよ!」


「うん」


「よし!瞳子の生まれ変わりに乾杯しよう」


「え?乾杯?」


「いっぱい泣いたんだもん!嫌なもの全部流したし!綺麗になって見返してやろうよ!」


「うん」


「「乾杯!!」」


私たちは、ジュースで乾杯した。


たえちゃんに話をしたことで、スッキリして、その後の食欲は凄まじく、二人でファミレスに行き食べまくった。


「お腹いっぱいすぎて、眠たい…」


「瞳子、それにしても食べ過ぎだよ」


「ねっ!なんか、泣いてスッキリしたから、お腹すき過ぎてたんだね」


「うん」


「たえちゃん、ありがとね」


「何を今更!」


「たえちゃんがいてくれたから、スッキリできたよ」


「うん」


「私、絶対に綺麗になって、あの人よりいい人見つける!」


と、宣言したけど10年間、恋は出来なかった…


恋の仕方わすれちゃったのかな?


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