秘密が始まっちゃいました。
「カクテルも作ってくれるらしいです!これなら、うちの女性陣も文句ないかも」


「試しに頼んでみたら?味も確かめた方がいいだろ?」


私はキューバリブレ、荒神さんは日本酒の鶴齡を注文する。


「「うまーい!!」」


思わず声がそろう。

私は最初に注文をとってくれたおじさん店員を呼んだ。
胸に店長のプレートがついていることにやっと気付いた。


「あの、こちらって団体の宴会とかって受けてもらえるんですか?」


「ええ、二階が座敷になってますので、仕切り無くせば最大で70人くらい入れます。宴会プランはこんな感じで」


店長のおじさんがラミネートの宴会プラン表を見せてくれる。


「お客様のお好みでお食事内容変えられますからね」


ふむふむ、お値段の割に充実してる。

店長さんが行ってしまい、私と荒神さんは顔を見合わせた。

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