俺様な数学教師に初恋しちゃいました。

◆自覚-慎二side-




《慎二side》



───……
───────……



「あー、やっと終わったか……」



体育祭が終わり、今俺は歴研の部室にいる。



まだ部室には白川しかいない。いつも生徒会の仕事をしている彼女だが、今日は珍しく歴史に関する史料を読んでいた。



「……なんなんですか、ジロジロ見て」



「あ、悪い」



ぼーっと見ていると、そう言われてしまった。



< 174 / 452 >

この作品をシェア

pagetop