10年越しの再会


『よし!こんなとこでくよくよしとったって仕方ない!!!瑞希、あたし大雅くんとこ行ってくるけん!』

「うん、いっちゃり!大雅くんもきっと綾のことまっとるけん!」

『なにそれ〜!照れる〜っ!!』

そう言いながら階段を降りていった。

「……これからどうしよ」

綾が戻ってくるのはいつになるかわからない。

「んー、そこらへん歩きよこうかな」


そう思い、私は階段を降りて外に出た。
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