10年越しの再会
『ねぇ、あんた顔すごいよ。ばりやつれとる』
「………眠すぎて……」
只今、綾と二人で昼ごはん中。
なんだかんだで午前はほんの少ししか眠れなかった…
『でもさ、瑞希が睡眠不足ってばり珍しかね。なんかあったん?』
「へ?い、いや!何もない!昨日遅くまで漫画読みよったけんねー」
綾に智希の事言ったら面倒なことなりそうやけん今は秘密にしとこう。
『ふっ…なんそれ、自業自得やん!』
鼻で笑うな、鼻で。
そりゃあ、あたしが悪いですよ。
でも仕方ないじゃんか!誰かの事が頭から離れんで夜も眠れんとか、こげな気持ちなった事無いっちゃけん!どうしたらいいんかわからんっちゃもん!!
って心の中で叫んだ。