10年越しの再会
『瑞稀ちゃん?どしたん?』
「……へ?」
『めっちゃ深刻そうな顔しとったけん、今。』
「えっ!いや、そう?今日お弁当忘れてきちゃってさー、どうしようか考えとった」
『え!そうなん?大丈夫?』
「うん、お腹すくだけで支障は無いさ!」
『寝坊しただけでなく弁当忘れるとか…プッ…どんだけ、アホ…っもう無理…』
瞬間、爆笑。
と同時に足をふんずけてやった。
『っいった!痛っ!お前まじふざけんなし!あー、骨くだけた。』
「はぁ?あんたが悪いんやんか!なんならもう片一方の足の骨も砕きましょうか?」
『……すいませんごめんなさい。』
「許す。」
『早っ!』
久々、ほんと久しぶりに男子とふざけ合った。それはあたしが思ってた以上に楽しくて。いや、きっとそれは相手が君だからだね。
でも、私はこの時気づかなかったんだ。
星凪ちゃんの何かを決めたような表情の変化に。